部分矯正
Minor Tooth Movement
部分矯正
部分矯正もマウスピース型矯正で治療が行えます
部分矯正は、通常の矯正と異なりすべての歯を動かす矯正治療ではありません。歯を動かす量が少ないので、治療期間や費用が抑えられる傾向にあります。マウスピース矯正治療(インビザライン)でもそれが行えるようになりました。
見た目や咬み合わせの改善だけでなく、インプラントやブリッジなどの前処置として使用することもあります。インプラントを埋入するためのスペースを作ったり、ブリッジを入れるときに歯を平行にするためにも矯正治療が行われます。治療計画の中で、歯を少しだけ動かしたいときに部分矯正を組み込むことがあります。
こんな方におすすめ
・前歯のみに気になるすき間がある
・前歯や横の歯のちょっとしたでこぼこが気になる
・少し出ていて目立つ八重歯を治したい
・1~2本だけ咬み合わせが反対
・1本歯が捻れている
・以前矯正をしたが後戻りしてきた
・インプラントや被せ物の治療のために部分的に歯を動かしたい
部分矯正のメリット・デメリット
メリット
部分矯正は通常の矯正より、適応症は限定されますが、その分メリットもあります。
・治療費を抑えることができる
・治療期間が短い
・前歯の捻れだけなどの細かなニーズにも対応できる
・一度矯正した後に、もう少し見た目を変えたいときにも有効
・ブリッジやインプラント治療の精度を向上させる
・被せ物やラミネートベニヤ(歯の表面にセラミックを貼り付ける治療)との併用ができる
デメリット
・適応となる範囲が狭い
・奥歯を動かして治療する抜歯矯正など、歯の移動量が大きいケースには適応できない
・部分的な矯正では、歯並びのすべての問題を解決することが難しい場合がある
症例 40代女性
BEFORE
AFTER
① 患者様の主訴 前歯がねじれて生えている
② 診断結果 前歯部叢生
③ 治療内容 マウスピース矯正(インビザラインgo)
④ 治療後経過 リテーナーにて保定しながらメンテナンスし維持している
⑤ 治療期間 3ヶ月
⑥ 治療費用 45万円+税(保定装置を含む)