電動歯ブラシは、ブラシの回転や振動、音波などによって、歯の汚れや歯垢をしっかり落とす事ができます。
この記事では、目的別の電動歯ブラシの駆動方式や、使い方、選び方のコツ、電動歯ブラシ人気メーカーの特徴や違いなどを解説します。
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1回磨くだけで通常の歯ブラシの4倍の効果があると言われる、「奇跡の歯ブラシ」を知っていますか?
ピラミッド形状となっている歯ブラシで、なぞるだけで歯の汚れが効率よく落ちるブラシが特徴です。
適当に歯を磨いてもその特殊な形状が、歯と歯の間の汚れを効率よく磨けます。お子さんの虫歯を防ぎたいお母さんはぜひ一度試してみてください。
おすすめの電動歯ブラシ・選び方のコツ
電動歯ブラシには、磨き方(駆動方式)の違い、電源の取り方の違い(乾電池か充電式か)、本体やブラシヘッドの違いなどがあります。
ここでは、自分に合った電動歯ブラシの選び方のコツを解説します。
目的別に駆動方式をチェック
電動歯ブラシの磨き方(駆動方式)の種類は、大きく分けて3つあります。
- 回転式電動歯ブラシは手磨き感覚
- 振動式電動歯ブラシは刺激を軽減
- 音波、超音波式は歯の汚れをしっかり落とす
ここでは、目的別に駆動方式を解説します。
回転式電動歯ブラシは手磨き感覚
「回転式」の電動歯ブラシは、ヘッドが丸い形で回転し、歯の汚れを磨く事ができます。
- 手磨きに近い使い心地が好きな方
- 丁寧に磨きたい方
などにおすすめです。
振動式電動歯ブラシは刺激を軽減
「振動式」の電動歯ブラシは、ヘッドが細かく振動して、歯の汚れを落とします。
「音波式」と呼ばれる方式の速さまでは行かない振動になります。
振動式は、持ち運べるコンパクトタイプの電動歯ブラシで採用される事が多い方式です。
- 低刺激で優しく歯を磨きたい方
- 電動歯ブラシを持ち運びたい方
などにおすすめです。
音波、超音波式は歯の汚れをしっかり落とす
「音波式」の電動歯ブラシは、音波振動で歯の汚れを落とします。
音波振動とは、リニア振動(電磁石の反発)で起こる高速の振動を指します。
音波を表す単位は「Hz(ヘルツ)」です。数字が大きくなるほど、1秒間に振動する回数が増えます。
音波式と超音波式の違いは、1秒間に何回振動するか(Hz(ヘルツ)数)の違いになります。
- 音波式 200~300Hz ヘッドの更に奥の歯垢まで落とす
- 超音波式 160~200万Hz 虫歯の元もしっかり除去
歯の矯正中の方、しっかり汚れや歯垢を落としたい方におすすめの電動歯ブラシです。
電動歯ブラシの電源をチェック・乾電池か充電か
電動歯ブラシをどこで使用するかによって、電源の取り方を選ぶと良いでしょう。
充電式
家での使用など、使う場所が同じ事が多い場合おすすめです
乾電池式
外出先での使用など、持ち運ぶ際におすすめです
電動歯ブラシ本体やヘッドの大きさ
電動歯ブラシ本体の大きさや重さは、使い心地に影響します。
磨いている間ずっと手で握るので、軽量なものが疲労せず使えます。
手のサイズは人それぞれなので、グリップ部分(握る部分)が持ちやすいかを確認しましょう。
歯ブラシのヘッド部分も、メーカーによって大きさが異なります。
歯や口の大きさ(口内の広さ)に合わせて選びましょう。
- 小さいサイズのヘッドは奥歯まで届きやすいです。口内が狭い方も使いやすくおすすめです。
- 大きいサイズのヘッドは広い面積を磨く事ができる。反面、奥歯にとどきにくくなる場合も。
電動歯ブラシのヘッドの種類
電動歯ブラシのヘッドには、機能によって様々な種類があります。
- ポイント磨き用
- 歯垢除去用
- 歯茎ケア用
- ステイン用
など
歯磨きの目的に合うヘッドが付けられる電動ハブラシを選びましょう。
電動歯磨きのヘッド交換時期をチェック
手磨きの際と同様に、電動ハブラシでもヘッドが劣化してきたら交換する必要があります。
電動歯ブラシのヘッド交換目安は、使用する電動歯ブラシのメーカーにもよりますが、3か月ほどが多く見受けられます。
替えヘッドの価格帯は、数百円~1000円ほど(1本につき)と幅があります。
電動歯ブラシを選ぶ際は、ヘッドの交換も込みのランニングコストも加味して検討すると良いでしょう。
電動歯ブラシの使い方
ここでは、電動歯ブラシの使い方を解説します。
- 電動歯ブラシの当て方はやさしく当てるだけで大丈夫
- 歯垢のたまりやすい場所5か所を意識して
電動歯ブラシの当て方はやさしく当てるだけで大丈夫
電動歯ブラシは、ヘッドが回転したり振動するので、歯を磨く際はゴシゴシ動かさず、当てるだけで大丈夫です。
チカラがかかり過ぎると、歯や歯茎を傷つけたり、知覚過敏の元となる事もあります。
歯垢のたまりやすい場所5か所を意識して
電動歯ブラシも、手磨きと同様に、汚れや歯垢がたまりやすい場所を意識して磨きましょう。
歯間(歯と歯の間)、歯と歯茎の間、歯の重なり部分、奥歯、歯の裏側(特に下前歯の裏)が歯垢のたまりやすい場所です。
電動歯ブラシ人気メーカー・特徴や違い
ここでは、電気歯ブラシの人気メーカー毎の特徴や違いを解説します。
※仕様や価格は編集時のもので、変更となる場合がございます。最終確認は、必ず公式ホームページでご確認ください。
ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ iO3
■おすすめポイント■
・丸型回転ブラシに、「遠心マイクロモーション™」を新搭載。パワフルな歯垢除去力で、蓄積まで防ぎます。 ・ブラッシング圧をお知らせする「スマート押し付け防止センサー」搭載。赤、緑、白の3色でブラッシングに適した力加減をガイドします。 ブラッシング時に、強く押し付けてしまうのを防止するのと同時に、ブラシの当て方が弱い場合も確認できます。 ・替えブラシの種類が豊富(iOシリーズ専用替えブラシ)。 「ブラシ交換タイミング」は、iO電動歯ブラシ本体がお知らせしてくれます。 ブラシ交換の目安は、3か月です。(1日2回、各2分使用の場合) |
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製品名 | P&G BRAUN オーラルB iO3 | 駆動方式 | 回転式 |
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電源 | 充電式 | 連続使用時間 | 12日間(1日2回、各約2分使用) |
充電時間 | 約16時間 | スマホ連動 | - |
本体価格 | 14,080円(税込) | ブラシのコスト | 年間3,410円(税込)/4本使用時 |
フィリップス:ソニッケアー 3100シリーズ
■おすすめポイント■
・ソニッケアー3100シリーズは、音波式の電動歯ブラシ。音波水流で歯垢をたたき浮かせ、はらい落とします。 ・加圧防止センサーで、当て方が強すぎるとお知らせしてくれます。歯ブラシの振動も自動で抑えるので、歯茎を傷める心配が軽減されます。 ・2分間でブラッシングが停止する、スマートタイマー機能付き。 ・30秒毎に時間の区切りをビープ音でお知らせするカドペーサー機能付き。口腔内を一定間隔で磨く手助けになります。 |
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製品名 | フィリップス:ソニッケアー 3100シリーズ | 駆動方式 | 音波式 |
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電源 | 充電式 | 連続使用時間 | 14日間 |
充電時間 | 約24時間 | スマホ連動 | - |
本体価格 | 6,600円(税込) | ブラシのコスト | 年間5,280円(税込)/4本使用時 |
パナソニック:ドルツ EW-DL39
■おすすめポイント■
・約1mm幅のとても細かな振動でブラシ毛先を動かし、歯周病の原因となる歯垢をかき出します。 ・ブラシは、薄型ヘッドで奥まで届きやすく、しっかり磨けます。 ・IPX7等級(浸水に対する保護等級)を満たす防水性能で、本体もしっかり水洗いできます。 ・磨き方の強さモード・ノーマル、ソフトの種類があり、電動歯ブラシ入門にぴったりなモデルです。 |
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製品名 | パナソニック・Doltz(ドルツ)EW-DL39 | 駆動方式 | 音波振動式(ヨコ磨き) |
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電源 | 充電式 | 連続使用時間 | 22日間(約90分) |
充電時間 | 約17時間 | スマホ連動 | ドルツアプリ・レッスン動画 |
本体価格 | オープン価格 | ブラシのコスト | 年間3,300円(税込)/4本使用時 |
オムロン:メディクリーン HT-B320
■おすすめポイント■
・オムロン独自のタテ振動とヨコ振動の動きで、快適な歯磨きを実現しています。 タテ振動:歯と歯のすき間や、でこぼこな箇所の汚れをしっかり除去 ヨコ振動:歯と歯ぐきの境目や、歯周ポケットの汚れをしっかりかき出す ・11°アングルヘッドで、奥歯の奥までブラシが届きます。 ・磨き方の種類は、クリーンモードとポイントモードがあり、目的に合わせた磨き方が選べます。 |
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製品名 | オムロン:メディクリーン HT-B320 | 駆動方式 | 音波式 |
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電源 | 充電式 | 連続使用時間 | 40分 |
充電時間 | 約10時間 | スマホ連動 | - |
本体価格 | 12,980円(税込) | ブラシのコスト | 年間1,136円(税込)/4本使用時 |
電動歯ブラシよくある質問
ここでは、電気歯ブラシでよくある質問を解説します。
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- 電動歯ブラシは歯磨き粉は基本不要|メーカーでの違いも
- 電動歯ブラシと普通の歯ブラシどっちがいいかは目的や人によって変わる
- 電動歯ブラシは口臭に効果大が期待できる
- 電動歯ブラシがダメな理由はヘッドやパワー
電動歯ブラシは歯磨き粉は基本不要|メーカーでの違いも
電動歯ブラシでは歯磨き粉はいらないか疑問に思う方も多く見受けられます。
電動歯ブラシでは、基本的に歯磨き粉が不要です。
メーカーによっては、歯磨き粉使用を勧めている事もありますので、使用する製品の説明書を確認しましょう。
もちろん、歯磨き粉を付けての使用も大丈夫ですが、歯磨き粉の量を多くつけすぎない、研磨剤を含むものを避ける等の注意が必要です。
電動歯ブラシのパワーで、泡立ち過ぎて磨きにくくなったり、研磨剤で歯を痛める元となる可能性があります。
電動歯ブラシと普通の歯ブラシどっちがいいかは目的や人によって変わる
電動歯ブラシと普通の手磨きの歯ブラシ、どちらがいいか迷う事も。
それぞれに良い点があるので、目的や使う人に合ったものを使いましょう。
電動歯ブラシのメリット
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- 効率よく、短時間で歯の汚れを落とせる
- 手を動かす必要がないので、疲れにくい
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普通の歯ブラシ(手磨き)のメリット
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- 安価で毛先が広がったら交換し易い
- 種類が豊富(年齢ごとのサイズ、ブラシ部分のバリエーションなど)
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電動歯ブラシは口臭に効果大が期待できる
電動歯ブラシは、歯垢などの口内の汚れを除去しやすいため、口臭を軽減する働きが期待できます。
舌の汚れ(舌苔:読み方「ぜったい」)用モードがある製品もあるので、気になる方は活用しましょう。
電動歯ブラシがダメな理由はヘッドやパワー
電動歯ブラシがダメなのではなく、「自分の歯、歯茎に合っていない」という意味合いでの質問となります。
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- 電動パワーが強い
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- 自分の歯、歯茎の状態、形状に適したブラシを使っていない
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などが当てはまります。
ブラシの柔らかさやヘッドの大きさ、力の強さに応じた電源OFF機能や、ランプの点灯で注意を促す電動歯ブラシもあります。
ご自身の口内、歯に適した電動歯ブラシを使用しましょう。
おすすめの電動歯ブラシまとめ
電気歯ブラシの種類は、主に3種類あります。
目的や好みに合わせて選びましょう。
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- 回転式電動歯ブラシは手磨き感覚
- 振動式電動歯ブラシは刺激を軽減
- 音波、超音波式は歯の汚れをしっかり落とす
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電動歯ブラシのヘッドの種類は、メーカーによって様々です。
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- 小さいサイズのヘッドは奥歯まで届きやすい
- 大きいサイズのヘッドは広い面積を磨く事ができる
- ポイント磨き用
- 歯垢除去用
- 歯茎ケア用
- ステイン用
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など
落としたい歯の汚れに合ったもの、ご自分にとって使いやすいものを選びましょう。
おすすめの電動歯ブラシ参考文献
厚生労働省:e-ヘルスネット「歯みがきを助けるもの(電動歯ブラシ・歯磨剤・洗口液)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-007.html