歯ぎしり・食いしばり
bruxism
歯ぎしり・食いしばりとは?
睡眠時や無意識のうちに強い力で歯と歯を擦り合わせることです。 音を立てていることも多く無意識にしているので、ご家族や他の方から指摘されて気づくことも多いようです。 現在では、覚醒時のさまざまな動作も含めて「歯ぎしり(歯軋り)」と呼ばれることが多くなりました。
歯ぎしり・食いしばりになる原因
原因1 ストレス
歯ぎしりの原因で最も有力なのがストレスです。肩こりなどと同じようにストレスによる筋の緊張によって口の周りの噛む筋肉が張ってコリを生じ、歯ぎしりが起こることが原因の一つです。
原因2.歯並び
歯並びが悪くても年齢が若いうちは骨や筋肉が柔らかいために大きな影響はありませんが、年齢とともに筋肉や関節の柔らかさが失われてくると、歯並びの悪さを補うことができず、歯ぎしりのような動きをすることがあります。
当院の歯ぎしり・食いしばり治療について
マウスピースの装着
スポーツ用のマウスピースもございますが、日常でお使いいただけるマウスピースも当院で作製することができます。
マウスピースを装着することによって、歯ぎしりをしなくなるということではありませんが、ご自身の歯や歯の詰め物、被せ物を守ることができます。マウスピースは人工のものなので削れてしまっても作り直すことができます。
そのようなマウスピースはナイトガードともいいますが、主に寝ている間に装着し、歯ぎしりによる歯へのダメージを減らすために使われます。歯を守るだけではなく、知覚過敏、歯根膜炎、顎関節症、咬耗(こうもう)、歯牙破折、セラミックの破折防止、歯周病にも効果的です。
噛むための筋肉のマッサージ
緊張している筋肉の凝りをほぐし、口の周りの筋肉をリラックスさせます。筋肉の張りを取ることによって小顔にもなります。
かみ合わせの治療
かみ合わせが悪いことが歯ぎしりの原因とは言えませんが、正しいかみ合わせにすることはバランスをとってストレスを軽減することに重要です。抜いた歯や治療途中の歯、痛い歯などを放置せずきちんと正しいかみ合わせに治すことによって、軽減する症状もあるでしょう。きちんとしたかみ合わせのために矯正治療を選択することもお勧めします。