お知らせ&ブログ

診療日2022.11.25

2022年12月の診療日のお知らせ

こんにちは。
2022年12月の診療日・診療時間をお知らせいたします。

月~金 10:00~13:30、15:00~19:00
土    9:30~13:00、 14:30~18:00
水・日・祝日は休診

*12/28(水)から年始1/4(水)まで休診とさせていただきます。
年内の診療最終日は12/27(火)、2023年1月の診療開始日は1/5(木)でございます。

どうぞよろしくお願い致します。

 

エムデンタル矯正歯科・用賀

 

 

お知らせ・ブログ2022.11.17

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エムデンタル矯正歯科・用賀

メディカルノート2022.11.14

歯列矯正が保険適用される条件とは?費用を抑える方法を解説

矯正治療は原則として保険が適用されません。それは皆さんもよくご存知のことと思います。例外的に保険が適用されるケースもありますが、とても細かい条件が設けられており、ほとんどの人が当てはまらないのが現実です。

それでもやはり歯列矯正で保険が適用されるのはどんな症例なのか気になりますよね。今回は歯列矯正に保険が適用されない理由や適用される条件、矯正治療にかかる費用を抑える方法などをわかりやすく解説します。

▼なぜ歯列矯正は保険適用対象外なのか

現状、健康保険というのは「それを行わなければ健康が害される場合」のみに適用されます。虫歯や歯周病、失った歯などを放置すると、お口にさまざまなトラブルを引き起こすため、ほとんどの症例が保険適用となっています。一方、歯列矯正というのは、行わなくても健康な生活を送ることができるものとされているのです。

もちろん、歯並び・噛み合わせの異常を放置することで、たくさんのデメリットを被ることは間違いないのですが、そこまで健康保険で賄えるようにしてしまうと、国の予算がいくらあっても足りなくなります。そうした理由から歯列矯正は保険適用外となっているのです。ただし、一部の症例では歯列矯正でも保険が適用されることがあります。

▼歯列矯正に保険が適用される条件

歯列矯正に保険が適用される条件としては、以下の3つが挙げられます。

条件1 先天性の病気に由来する噛み合わせの異常がある

唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)やトリーチャ・コリンズ症候群、ダウン症候群など、厚生労働省が指定する59の先天性異常・疾患が原因で、噛み合わせに深刻な問題を抱えている場合は、歯列矯正に保険が適用されることがあります。

こうした症例の噛み合わせの異常を放置すると、お口や全身の発育にまで大きな悪影響を及ぼすため、適切な時期に歯列矯正を始めとした治療を受ける必要性が高いといえます。

(具体的な59の疾患については、こちらをご覧ください。日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは」

条件2 前歯(永久歯)が3本以上生えてこないことで噛み合わせに異常がある

永久歯の前歯が何らかの理由で3本以上生えてこない場合は、歯列矯正に保険が適用されることもあります。具体的には、永久歯の数が先天的に不足しているケースと、歯茎の中に埋まって出てこないケースの2つが想定できます。

後者に関しては、「埋伏歯開窓術(まいふくしかいそうじゅつ)」という、埋まっている歯を人為的に引き出す手術を行う場合に限り、歯列矯正に保険が適用されます。

条件3 顎変形症による噛み合わせの異常がある

顎の骨の形や大きさなどの不具合から、噛み合わせにも異常が現れる病気を「顎変形症(がくへんけいしょう)」といいます。顎変形症による噛み合わせの異常は、歯列矯正のみで改善することは難しく、顎の骨を切除する外科手術も併用するのが一般的です。

注意:上記の3条件に当てはまる場合でも、厚生労働省の認可を受けた専門の医療機関による診断・治療でなければ、歯列矯正に保険は適用されません。

▼歯列矯正にかかる費用

このように、歯列矯正には保険適用される場合がありますが、あくまで例外的な症例であり、多くの方は自費診療で歯並びを治すことになります。そこで気になるのが歯列矯正にかかる費用ですよね。一般的な歯列矯正は、「部分矯正」と「全体矯正」の2つに大きく分けられます。

歯列を部分的に矯正する方法であれば、費用も比較的安く、400,000~500,000円程度です。上下の歯列全体を治す場合は、使用する装置によっても大きく変わりますが、全国的な相場としては900,000~1,000,000円程度となっています。

ちなみに、エムデンタル矯正歯科・用賀では、部分的なマウスピース矯正(インビザラインGo)を400,000円、全顎的なマウスピース矯正(インビザラインフル)を~790,000円で承っております。

当院の矯正治療にかかる費用については、こちらをご覧ください。エムデンタル矯正歯科・用賀「治療費について」

▼歯列矯正の費用を安く抑える方法

全額自己負担となる自費診療での歯列矯正は、それなりに高額な費用がかかりますが、負担を軽減する方法もいくつかあります。

方法1 医療費控除を利用する

意外にご存知ない方も多いのですが、歯列矯正は医療費控除の対象となります。1年間で支払った医療費が100,000円を超えた場合に申請できる制度で、歯列矯正はまず間違いなく該当します。

支払った医療費と所得に応じて、一定額の税金が還付されるため、歯列矯正を受けた際には必ず利用することをおすすめします。

(参考 国税庁「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」国税庁「No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例」

方法2 デンタルローンで分割払いする

デンタルローンは、歯科治療に特化した立替払いサービスです。一般的なクレジットローンよりも金利が低く、分割の回数も多く設定できることから、毎月の返済額を安く抑えられます。

エムデンタル矯正歯科・用賀では「アプラス デンタルローン」に対応しておりますので、詳細について知りたい方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

高額療養費制度の対象は保険診療のみ

高額療養費制度とは、医療費の自己負担額が高額になった場合に、その負担を軽減してもらえる制度です。大きな病気をして入院したり、長期治療を受けたりしているケースで利用されている制度で、保険が適用される症例でのみ利用できます。具体的には、顎変形症の症例で外科手術を行う時などに利用可能となります。

▼まとめ

歯列矯正で保険が適用される症例は極めて限定的ですので、基本的には自費診療で受けることになります。ただ、ほとんどのケースでは歯列矯正で医療費控除が利用できますし、デンタルローンを活用することで毎月の返済額を安く抑えられます。

当院でもそのような方法を組み合わせて歯列矯正を受けている方がたくさんいらっしゃいますので、費用の面で不安がある場合でもお気軽にご相談ください。

当院では、インビザラインによる歯列矯正(マウスピース矯正)が可能です。詳しくは、こちらをご覧ください。「矯正歯科(インビザライン・マウスピース矯正)」

メディカルノート2022.11.14

インビザラインで口ゴボを治す|抜歯有無、歯並びの良い口ゴボについても解説

口ゴボというのは、自力で改善する方法がないため、長年その症状に悩まされている方はたくさんいらっしゃいます。当院にも口ゴボの症状を訴えて来院される方が非常に多いです。

口ゴボは歯列矯正で改善することは可能ですが、金属製のブラケットとワイヤーを使う方法は、治療中の見た目が気になる方も多いと思います。そういう方であれば、マウスピース矯正のインビザラインを検討されてみてください。

今回は、口ゴボをマウスピース矯正のインビザラインで治す方法について詳しく解説します。

▼口ゴボとは?口ゴボの原因

口ゴボは「出っ歯」

口ゴボ(くちごぼ)とは、口元が「ゴボッ」と膨らんだ症状の俗称で、専門的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」や「上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)」という歯並び・噛み合わせの異常に該当します。いわゆる“出っ歯”とほぼ同じ意味と捉えて問題ないでしょう。

顔貌に大きな影響を与える歯並び・噛み合わせの異常であることから、コンプレックスになりやすいです。

口ゴボの原因について

口ゴボの原因は、歯並びの異常と骨格の異常の2つに大きく分けられます。

歯並びの異常は、前歯が標準よりも前方に位置していたり、極端に傾いていたりすることで口ゴボ・出っ歯の症状が現れます。骨格の異常は、顎の骨の過剰な成長や上下のアンバランスなどが原因となります。

前者はインビザラインを始めとした歯列矯正で治しやすく、後者は歯列矯正+外科矯正となることが多いです。

▼インビザラインで口ゴボは治る?

結論から言うと、マウスピース矯正のインビザラインで口ゴボを治すことは可能です。とくに歯並びの異常に由来する口ゴボは、インビザラインで歯列矯正を行うことで、症状の改善が見られやすいです。

口元の突出感がどのくらい改善するかはケースによって異なりますが、見た目だけではなく、噛み合わせまで正常化することを目標とします。

骨格性の異常に由来する口ゴボは、インビザライン単独で症状を改善できないことも多いため、外科矯正やワイヤー矯正も視野に入れる必要があります。

口ゴボが治るとは?

「口ゴボ」というのは少し曖昧な表現なので、それが治ると言われても明確なイメージがわきにくいですよね。そこでひとつのわかりやすい指標として「Eライン」を取り上げたいと思います。

Eラインとは、エステティックラインの略称で、横顔の美しさの指標となる線です。鼻の先と顎の先を1本の線で結ぶだけで評価できます。このラインよりも唇が外側にあると、口ゴボの傾向が強く、横顔の印象にもマイナスな影響を与えやすいです。

インビザラインによる歯列矯正では、前歯を後方へと引っ込めたりすることで、唇がEラインから逸脱している量を可能な限り減らすように努めます。

▼インビザラインで口ゴボを矯正治療する場合、抜歯?非抜歯?

インビザラインで口ゴボを矯正治療する場合は、歯並びの状態によって抜歯の有無が決まります。

顎の骨のサイズが小さく、歯列からはみ出ている歯が見られる場合は、小臼歯(しょうきゅうし)のような小さな歯を抜いて、歯をきれいに並べるためのスペースを確保します。スペースの不足がなく、そのままの状態で歯列矯正できる場合は、無理して抜歯をする必要はありません。

この判断を誤ると、矯正治療自体が失敗してしまうため、インビザラインでも経験豊富な歯科医師に検査・診断、治療を任せた方が良いといえるでしょう。

インビザラインは抜歯に対応できるの?

巷ではよく「インビザラインは抜歯症例に適応できない」という噂が流れていますが、実際はそんなことはありません。当院でも口ゴボの患者さまにインビザラインを適応して、症状を改善したケースはたくさんあります。

ただし、重症度の高い症例に関しては、インビザラインで対応できないこともあります。たくさんの抜歯を行って歯を大きく移動しなければならない場合は、ワイヤー矯正の方が適しているケースも珍しくありません。その点は精密検査をしてみなければ判断がつかないため、気になる方はお気軽にご相談ください。

抜歯をしたくない場合は?

スペースの不足が比較的軽度であれば、抜歯を回避する方法もいくつかあります。例えば、歯の側面を少しずつ削ることでスペースを作り出す「ストリッピング」や奥歯を後方に動かす方法でも抜歯を避けることは可能です。これはすべての症例に適応できるわけではありませんが、抜歯を回避する上で有用な方法といえます。

▼インビザラインのメリット

口ゴボを歯列矯正で治す場合は、マウスピース矯正のインビザラインかワイヤー矯正のどちらかを選択することになります。その際、インビザラインを選ぶと以下に挙げるようなメリットが期待できます。

メリット1 装置が目立たない

インビザラインのマウスピース(アライナー)は透明な樹脂で作られています。厚みも0.5mm程度しかなく、一見すると何も着けていないように見えます。

口ゴボは、口元の突出感に悩まされる症状なので、ブラケットやワイヤーでそれが目立つ気がしてしまう方もいるかもしれません。もちろんそれは歯列矯正を受けている1~3年の間だけなのですが、その期間中もストレスの少ない生活を送りたい方にはインビザラインがおすすめです。

メリット2 装置による痛みや違和感が少ない

これはワイヤー矯正とインビザライン矯正の両方を経験してみなければ実感できないことですが、装置による痛みや違和感は両者で大きく異なります。

ワイヤー矯正は比較的強い力で歯を動かすことから、調整直後の痛みもそれなりに強くなります。また、装置が全体的にデコボコとしており、粘膜を傷付ける鋭利な部位も存在しています。

一方、表面が滑らかで歯列にフィットするインビザラインは、歯の移動に伴う痛みや装着時の違和感が少ないです。これは患者さまにとって非常に大きなメリットといえます。

メリット3 食事や歯磨きがしやすい

皆さんの周りにワイヤー矯正を経験された方がいらっしゃれば、食事や歯磨きへの影響を聞いてみてください。おそらく、ほとんどの方が「辛かった」という感想を述べることでしょう。ブラケットとワイヤーが固定された状態で食事や歯磨きをすることには、多大なストレスと制約を伴います。矯正期間中の数年間は、口にすることができないものも出てきます。

その点、マウスピース矯正のインビザラインでは、普段通りに食事と歯磨きを行えるため、治療に伴うストレスを限りなくゼロに近付けられます。

メリット4 費用を抑えられる

ワイヤー矯正で口ゴボを治す場合は、1,000,000円前後の費用がかかるのが一般的です。ワイヤー矯正は歯科医師が手作業で行わなければならないプロセスも多く、その分、費用も高くなってしまいます。治療プロセスの大半がシステム化されたインビザラインなら、900,000円程度で矯正できます。

当院のインビザラインでの矯正治療にかかる費用については、こちらをご覧ください。エムデンタル矯正歯科・用賀「治療費について」

▼歯並びはいいけど口ゴボの場合、インビザラインで矯正治療できる?

口ゴボというのは、あくまで外から見た印象であり、実際の歯並びはそれほど悪くないケースも存在しています。その原因としては、「顎の骨が前に出ている」「歯のサイズが大きい」などが考えられますが、インビザラインで治せるかどうかはケースによって変わります。歯並びの見た目が良いからと言っても、噛み合わせに問題がある可能性も十分に考えられるからです。

一般的な口ゴボのケースよりも判断が少し難しくなる部分も多いですが、そうした症状に悩まされている方も一度、当院までご相談ください。患者さまのご要望にお応えできるよう、最善を尽くします。

▼まとめ

インビザラインはとても優れたマウスピース型矯正装置であり、口ゴボを含めたさまざまな歯並びを治すことが可能です。口ゴボの症状にお悩みの方は、いつでもお気軽にエムデンタル矯正歯科・用賀までご連絡ください。

当院の矯正歯科については、こちらで詳しく解説しています。インビザラインによる矯正治療について、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。「矯正歯科(インビザライン・マウスピース矯正)」

メディカルノート2022.11.10

【インビザライン】22時間付けるの無理かもと心配な方へ|対処法を解説

透明なマウスピースを装着して歯並びを整えるインビザラインは、快適な矯正法として有名です。用賀のエムデンタル矯正歯科でもたくさんの方がインビザラインで歯並びをきれいに矯正されています。

ただ、インビザラインのマウスピースであるアライナーの装着時間に関しては、不安がある方も多いようです。

そこで今回は、マウスピース矯正の装着時間を守れるかどうか心配な方向けに、対処法などをご紹介します。

▼インビザラインとは

インビザラインとは、世界100ヶ国以上、1,200万人を超える人が利用しているマウスピース型矯正装置です。透明な樹脂製のマウスピースを装着し、適切な頻度で交換することで、出っ歯や受け口、乱ぐい歯といった歯並び・噛み合わせの異常を改善できます。

従来のワイヤー矯正とは異なり、好きな時に取り外せる装置であることから、快適である反面、マウスピースの装着時間は完全な自己管理という点に強いプレッシャーを感じる方も少なくないようです。「1日20~22時間以上の装着」というルールがあると、本当に守ることができるのか不安に思う方もいるでしょう。

▼装着時間を守らないとどうなる?

インビザラインのマウスピースの装着時間を守らないと、歯列に対して適切な矯正力がかからなくなります。その結果、歯が治療計画通りには動かず、矯正に遅れが出てきてしまうことも珍しくありません。特にマウスピースの交換直後に装着時間を守れないことが続くと、治療への悪影響は深刻になりますので十分にご注意ください。

装着時間を守れない状況が習慣化した場合、インビザライン矯正そのものが失敗に終わることもあり得ます。もちろん、マウスピースを作り直したり、治療計画を立て直したりすることでリカバリーできますが、その分、余計にお金や時間がかかってしまうため、そうした事態は可能な限り回避した方が望ましいです。

▼【インビザライン】装着時間を守るための対処法

インビザライン矯正でマウスピースの装着時間が守れるか不安な方のために、対処法をご紹介します。ひとつもしくは複数を組み合わせて実践することで、装着時間を守れるようになるかと思います。

対処法1 スマホのリマインダーやアラームを活用する

皆さん、スマホは常に手元にありますよね。朝目覚めた時から夜眠る直前まで手の届く場所にあるスマホでリマインダーやアラームを設定しましょう。スマホの画面ほど頻繁に見るものはなく、マウスピースの装着時間を管理する上では最適なツールといえます。

対処法2 歯磨きセット以外も持ち歩く

出先で食事をした時のために歯磨きセットを持ち歩く方は多いと思いますが、歯を磨く場所がないことも多々あります。また歯を磨く時間が無い時もあるでしょう。

応急的にはなりますが、そんな時にはマウスウォッシュや歯磨きシートを持ち歩いて、食後すぐにマウスピースをお口に戻すと、装着時間のロスを回避できます。

対処法3 外したマウスピースは専用のケースに入れる

何らかの理由でマウスピースを外した際には、必ず専用のケースで保管するよう習慣づけましょう。少しの間だからデスクやソファの上に置いておいても大丈夫だろうと油断していると、間違って捨てられたり、その上に座って破損してしまったりするため要注意です。

マウスピースの紛失や破損が起こると、当然ですが装着時間の不足を招きます。

対処法4 予備のマウスピースを持ち歩く

上述したような理由でマウスピースを紛失もしくは破損した場合は、マウスピースの装着をやめるのではなく、1つ前のマウスピースを代わりに装着するようにしましょう。

トラブルが起きた際のために、そうした柔軟な対処ができるように普段から予備のマウスピースを持っておくことも大切です。

▼【インビザライン】それでも装着時間を守れない場合

上述した対処法を実践してもマウスピースの装着時間を守れない場合は、以下の方法を試してみてください。妥協策ではありますが、矯正治療に深刻な影響を与えずに、マウスピースの装着時間を守りやすくなるはずです。

1 22時間ではなく20時間以上装着する

インビザラインのマウスピースは、1日22時間くらい装着できればベストですが、それが難しい場合は20時間以上でも大丈夫です。矯正の効果はやや低下するものの20時間以上であれば許容範囲といえます。「22時間」という目標があまりにも高く感じる場合は、確実に達成できる20時間にまで引き下げても問題はありません。

何よりも重要なのは、インビザラインのマウスピースを“少なくとも20時間は装着する”ことなのです。

2 マウスピース交換時期を延ばす

マウスピースの装着時間を守れない日が続いた場合は、歯の移動がスケジュール通りに進んでいないものとお考え下さい。当初の予定通りにマウスピースを交換しても、きつくて装着できなかったり、不適切な力が歯列にかかって強い痛みが生じたりすることでしょう。

そうしたケースでは、マウスピースの交換時期を延ばす必要があります。マウスピースの使用期間をどのくらい延長するかは担当の歯科医師と相談してください。

3 新しいマウスピースにした直後3日間は装着時間を必ず守る

インビザラインでは、マウスピースを交換した直後がとても重要となります。具体的には、マウスピースを交換してから3日間は装着時間を厳守するようにしてください。その3日間は、マウスピースの装着が困難となるような飲み会などのイベントを入れないようにしましょう。

4 歯磨きできない状況でもマウスピースを付けることを優先する

食後に歯磨きできないことでマウスピースの装着時間を守れないようであれば、マウスピースを付けることを優先してください。それによって虫歯や歯周病のリスクが上昇しますが、矯正治療が失敗するリスクを天秤にかけた場合は、前者を許容すべきだと判断できます。

もちろん帰宅した後など、歯磨きできる状況になれば、なるべく速やかに歯磨きするようにしてください。

5 歯科医師に相談する

マウスピースを20~22時間装着することがどうしても困難な方は、歯科医師に相談してみましょう。今回ご紹介した方法以外にも対策の仕方はありますので、遠慮せずに助言を求めることが大切です。

▼【インビザライン】装着時間に関するよくある質問

最後に、インビザラインのマウスピースの装着時間にまつわるよくある質問をいくつかご紹介します。

Q.1 1日つけ忘れたらどうなりますか?また、その場合はどうしたらいいですか?

1日つけ忘れたからといって、矯正治療に大きな影響が出るわけではありませんが、その分、次のマウスピースに交換する時期をずらした方が良いと言えます。特にマウスピースを交換した直後のつけ忘れには十分な注意が必要です。

Q.2 食べ歩きをしたいのですが、できないでしょうか?

食べ歩きをする際には、「マウスピースを外して、食べ終わったら歯を磨いて、マウスピースを装着する」ということを何度も行うのは現実的では無いでしょう。なるべく装着時間は守っていただきたいですが、矯正治療は長期間に及びますので、旅行やイベントなどを楽しめなくなると辛くなってしまいます。食べ歩きを楽しみたいのであれば、マウスピース交換直後の3日間は避け、食べ歩きの間の時間だけはマウスピースを外すという判断も良いでしょう。不安があれば、事前に歯科医師に相談してください。

また、インビザラインのマウスピースは比較的柔らかい素材で作られているため、装着した状態で食べ物を噛むと壊れてしまいます。マウスピースをしたまま、食事をするのはNGです。

Q.3 ジュースやコーヒーならマウスピースを外さなくても飲んで大丈夫ですか?

マウスピースの装着中は、原則として「水」以外のものを口にしないようにしてください。マウスピースと歯列の間には、わずかではあるもののすき間が存在しています。マウスピースを装着したままジュースを飲むとそのすき間に糖分が停滞し、虫歯の原因となります。また、コーヒーや紅茶は、マウスピースおよび歯への色素沈着が促されます。

▼まとめ

今回は、インビザラインで矯正治療を行う場合のマウスピースの装着時間について解説しました。1日22時間のマウスピース装着に自信が無いという方でも、対処法はいろいろありますので、まずはお気軽にご相談ください。

当院の矯正治療については、こちらのページで詳しく記載しておりますので、ぜひご覧ください。矯正歯科(インビザライン・マウスピース矯正)

 

診療日2022.10.25

2022年11月の診療日のお知らせ

こんにちは。
2022年11月の診療日・診療時間をお知らせいたします。

月~金 10:00~13:30、15:00~19:00
土    9:30~13:00、 14:30~18:00
水・日・祝日は休診

どうぞよろしくお願い致します。

 

メディカルノート2022.10.18

インビザラインの治療期間はどのくらい?期間を延ばさないための注意点も解説

インビザラインは、見た目や装着感、日常生活への影響などの観点では文句の付け所がないほど優れた矯正装置ではありますが、治療にかかる期間や後戻りのリスクに関してはあまりよくわからず、不安に感じている方も多いようです。

そこで今回は、インビザラインでの矯正治療の平均治療期間やマウスピースの使用枚数、治療期間を延ばさないために注意すべきポイントなどを詳しく解説します。

▼インビザラインでの矯正治療の平均治療期間は?

1ヵ月で何ミリ動く?

インビザラインはマウスピース矯正の一種であり、従来のワイヤー矯正とは全く異なる仕組みで歯を動かします。そのため歯の移動速度にも従来法と違いが見られるのですが、1ヵ月で歯が動く距離は共通しています。

インビザラインもワイヤー矯正も1ヵ月で動かせる歯の距離は0.5~1mm程度です。さらに細かく説明すると、インビザラインの場合はマウスピース(アライナー)1枚あたり0.25mm程度歯を動かせるので、結果として1ヵ月0.5~1mm程度となります。

マウスピースの平均枚数

全顎的に動かすケースをインビザラインで治療する場合、マウスピースは全部で50枚前後必要となります。患者さまの歯並びの状態によってはもう少し枚数が必要となることもありますが、平均的には40~50枚程度といえます。

平均的な治療期間

インビザラインのマウスピースは7~10日に1回くらいの頻度で交換するのが一般的なので、50枚すべてを使い終わるまでには、1年~1年半程度の期間を要します。

これは従来のワイヤー矯正と大差はありません。歯並びの乱れが比較的軽度であれば、1年程度で治療を完了できることもあります。

保定にかかる期間

インビザラインによるマウスピース矯正でも治療後の保定(ほてい)が必須となっています。保定とは、歯の後戻りを防止するための処置で、リテーナーという専用の装置を使用します。

インビザラインで矯正治療を行った場合は、歯の移動に要した期間と同程度、保定処置を受ける必要があります。つまり、マウスピースを装着していた期間が1年半の場合は、保定にも1年半程度かかるものとお考えください。

実はこの点も従来のワイヤー矯正とほぼ同じです。インビザラインは快適に歯並びを治せるというメリットがあるため、治療期間や保定期間が長くなるイメージがあるかもしれませんが、実際はそんなことはないのです。

▼治療に時間がかかる歯並び

インビザラインによるマウスピース矯正の治療期間は平均で1年から2年程度ですが、歯並びの種類や状態によって大きく変わることがあります。具体的には次のようなケースに注意が必要です。

抜歯が必要な場合

スペースの不足が著しく、複数の歯を抜かなければ歯並びをきれいにできないケースでは、標準よりも長い治療期間を要します。

例えば、抜歯の対象となりやすい小臼歯の大きさは7~8mmあります。小臼歯を抜歯した場合、抜歯をして空いた7~8mmのスペース分、歯を移動させるわけですから、それだけでもそれなりの時間がかかります。そもそも抜歯が必要となるケースは歯並びの乱れが大きいことも珍しくないので、標準よりも治療期間が長くなる傾向にあるのです。

デコボコが大きい歯並び

いわゆる乱ぐい歯と呼ばれる歯並びで、デコボコの度合いが大きい歯並びは、治療に長い期間がかかります。歯が単に傾いているだけなら対処しやすいのですが、歯が生えている位置に大きな異常があると、それを正常な位置まで移動するのに相応の期間を要します。

▼マウスピースを追加で作成することも

インビザライン矯正では、治療のスタートラインでゴールまでのマウスピースが完成しています。標準的な症例では、50枚程度のマウスピースが出来上がっており、それをスケジュール通りに交換していくことで、シミュレーションで描いた歯並びを実現できるのです。

ただ、インビザラインのデジタルシミュレーションは万能ではありませんし、治療を進めていく過程で予想外のトラブルも発生します。その結果、当初予定していたマウスピースだけでは矯正治療を完了できなくなるのですが、「リファインメント(追加アライナー)」を利用することで、マウスピースを追加作成できます。リファインメントとは、「改良・改善」という意味を表す英単語で、誤差が生じた治療計画を改善し、軌道を修正するという意味が込められています。

実は、インビザライン矯正を受けた多くの人がこのリファインメントを利用しており、最初に作ったマウスピースだけでは不十分となるケースは決して珍しくないのです。リファインメントには原則として追加費用がかかりませんが、マウスピースの装着を怠ったことで治療計画に乱れが生じた場合などは、例外的に費用が発生することもありますのでその点はご理解ください。

▼矯正治療の期間を延ばさないために

次に挙げるポイントを意識すると、インビザラインによる矯正期間を延ばさず、計画通りに治療を完了させやすくなります。

マウスピースの装着時間を守る

インビザライン矯正の期間を延長させない上で最も重要なのは、マウスピースの装着時間を守ることです。1日20~22時間というマウスピースの装着時間をしっかり守っていれば、矯正期間が大幅に延長するリスクを回避できます。

もちろん、インビザライン矯正の期間はその他の原因によっても延びることがありますが、マウスピースの装着時間を厳守することが矯正を予定通りに終わらせるために必須の条件であることに間違いはありません。

マウスピースを紛失しない

矯正治療の期間が延長する理由として意外に多いのが「マウスピースの紛失・損傷」です。これは着脱式の矯正装置ならではの問題ですが、お口から取り外したマウスピースをどこかに置き忘れたり、誤って捨ててしまったりすることがあるのです。マウスピースを不適切に取り扱うと割れたり、欠けたりすることもあるため十分にご注意ください。

マウスピースを紛失した場合は、保存されたデータに基づいて新しいものを複製すれば良いのですが、治療計画よりも期間が長くなることは間違いありません。

虫歯・歯周病にならない

マウスピース矯正のインビザラインは、食事と歯磨きの際に装置を取り外せることから、ワイヤー矯正よりも虫歯・歯周病リスクが低くなっています。

それで口腔ケアやマウスピースのお手入れが不十分だと虫歯や歯周病にかかってしまいます。とくに虫歯に関しては、重症度や発生した部位にもよるものの、インビザライン矯正を中断せざるを得なくなることも珍しくありません。しかも、虫歯が大きくなると歯の形が変わり、治療計画にズレが生じます。その結果、治療のスケジュールが大幅に変更されてしまうこともありますので十分にご注意ください。

▼まとめ

今回は、インビザラインの治療期間について解説しました。マウスピース矯正のインビザラインは、従来のワイヤー矯正と治療期間に大差はありません。歯並びによりますが1~2年程度で歯の移動が完了するケースがほとんどです。

後戻りの期間までいれるとさらに長くなるため、可能な限り治療期間を延ばさない努力をすることが大切です。マウスピースは適切に取り扱い、1日の装着時間もきちんと守りましょう。矯正中の虫歯や歯周病は、セルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを両立させることで効率よく予防できるようになります。

当院でもインビザラインによる歯列矯正が可能です。こちらのページで詳しく記載しておりますので、ぜひご覧ください。矯正歯科(インビザライン・マウスピース矯正)

 

メディカルノート2022.10.14

インビザラインのデメリットを解説|メリット・デメリットを理解して治療開始しよう

装置が透明で目立ちにくく、取り外しもできるインビザラインは、従来の歯列矯正の概念を良い意味で壊してくれました。「固定式のワイヤー矯正は見た目が嫌だ」「治療に伴う痛みが怖い」インビザラインはそういった方に心からおすすめできる矯正システムですが、マウスピース矯正も医療行為である以上、必ずデメリットも伴いますので、メリットだけに目を向けるのも良くありません。

そこで今回は、インビザラインの特徴についてデメリットを中心に解説したいと思います。

▼インビザラインのデメリット

マウスピース矯正のインビザラインには、次に挙げるようなデメリットがあります。

デメリット1 対応できないケースがある

インビザラインの技術は年々進歩しており、対象年齢や対応できる症例の幅もどんどん広がってはいるものの、万能な矯正法ではありません。1歯1歯にブラケットを装着して歯を移動するワイヤー矯正に劣る部分もあり、対応が難しいケースも存在しています。とくに骨格的な問題に由来する歯並びの異常は、インビザラインで治せないことが多いと言えます。

また、たくさんの歯を抜歯して、歯を大きく移動しなければならないケースもあまり向いていないと言えるでしょう。

デメリット2 自由に取り外しできない(装着時間を守る必要がある)

インビザラインのマウスピースは着脱式の装置であり、必要に応じて取り外すことができます。ただしこれは「何度も何時間でも自由に取り外しできる」わけではありません。インビザラインのマウスピースは1日20~22時間の装着が義務付けられており、そのルールを守らず好きな時に取り外していると、適切な治療効果が得られなくなります。

デメリット3 マウスピースを自分で管理する必要がある

ワイヤー矯正は、ブラケットと金属製ワイヤーを歯科医師が装着し、それ以降も患者さまが管理する必要性はありませんが、マウスピース矯正のインビザラインは着脱式の装置であり、取り外している時の管理や汚れの除去などはご自身で行っていただかなければなりません。

そうした着脱式の装置の自己管理が苦手な方にとっては、インビザラインは向かないかもしれません。

デメリット4 食事の時は取り外す必要がある

インビザラインのマウスピースは、食事の際に必ず取り外します。これはどちらかというとメリットの方が大きいのですが、間食の際にも取り外さなければならず、その都度、歯磨き、装置のお掃除というプロセスを挟むことになるため、デメリットとして感じる方もいらっしゃることでしょう。

「装置を外す、食事をする、歯磨きをする、装置を洗って再装着」といったサイクルが面倒になり、お菓子などを頻繁に食べることが少なくなる方も珍しくありません。その結果、虫歯や歯周病、口臭のリスクが減るだけでなく、ダイエットにもつながることもあるため、この点を一概にデメリットとは言い切れないでしょう。

▼勘違いしやすい留意点

インビザラインによるマウスピース矯正では、勘違いしやすいポイントがいくつかあります。矯正治療を始めてから後悔しないためにも、以下の点にご留意ください。

留意点1 歯を削ることもある

インビザラインでは、抜歯をせずに矯正できるケースが非常に多いです。健康な歯を抜かずに済むことは、患者さまにとって極めて大きなメリットと感じられると思います。

ただし、歯をきれいに並べるためのスペースがどうしても足りない場合は、IPR(ストリッピング)と呼ばれる処置を実施することがあります。IPRとは、歯の側面を少しだけ削る処置法で、複数本に施すことでまとまったスペースを確保できるようになります。その結果、抜歯をせずにインビザライン矯正を進めることが可能となるのです。

もちろん、健康な歯質を削ることにも抵抗を感じるかと思いますが、削る量というのは微々たるもので、処置を施したからといって歯の寿命が縮まったり、虫歯になりやすくなったりするようなことはありませんのでご安心ください。また、治療計画の立て方によっては歯を削る以外の方法でスペースを確保できることもあります。

留意点2 歯にアタッチメントを付けることもある

インビザラインによるマウスピース矯正の魅力は「シンプル」な点です。薄くて透明なマウスピースを装着するだけで理想の歯並びに近づけることができる点は、従来のワイヤー矯正にはない魅力です。ワイヤー矯正では、ゴツゴツとしたブラケットなども装着することになり、見た目だけでなく装着感も悪くなりがちです。ただ、勘違いしていただきたくないのは、インビザラインでもオプションとして専用のパーツを装着することがある点です。

具体的には「インビザライン・アタッチメント」と呼ばれるもので、歯科用プラスチックであるレジンの突起物を歯の表面に接着します。審美性を低下させることはありませんが、マウスピースとの密着性が高まるなど、装置の装着感を多少、左右することはありますのでご注意ください。また、アタッチメントが設置されている部分は清掃性が低下し、汚れもたまりやすくなります。

▼インビザラインのメリット

ここまで、インビザラインのデメリットに焦点を当てて詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。デメリットをしっかりと理解しておけば、いざ治療が始まっても後悔する可能性は低くなります。歯科医師からすると、インビザラインによる矯正治療を真剣に考えている方には、メリット・デメリット両方について正しく理解していただきたいものです。

ここではインビザラインのメリットについて説明していきます。インビザラインのメリットを知ると、より深くこの矯正法について理解できるかと思います。

メリット1 技術的に優れた矯正装置である

インビザラインは、マウスピースを装着するだけで歯の移動を行うことできます。出っ歯や受け口、乱ぐい歯など、さまざまな歯並びに対応可能であり、技術的に優れた矯正装置といえるでしょう。

メリット2 目立たない

インビザラインのマウスピース(アライナー)は、透明なポリウレタン製で、装着していても目立たないです。よほど近くで凝視されない限りは、矯正中であることに気付かれないでしょう。

メリット3 痛みが少ない

インビザラインのマウスピースでは1枚あたり0.25mm程度の距離、歯を移動できます。ワイヤー矯正ほどの強い力がかからないことから、歯の移動に伴う痛みも比較的少ないです。

メリット4 通院回数が少ない

一般的なワイヤー矯正では、1ヵ月に1回の通院が必須となっています。これはブラケットに固定されているワイヤーを調整する必要があるからです。一方、インビザライン矯正では最初の段階で治療のゴール地点までのマウスピースが完成しているので、こまめに調整する必要がありません。2ヵ月に1回くらいの頻度でご来院していてだき、経過を診ていくことになります。

メリット5 食事に制限がない(食事の時は取り外せる))

インビザラインでは、食事の際に装置を丸ごと外せることから、普段通りに好きなものを好きなだけ食べられます。ワイヤー矯正では、硬いものやネバネバしたもの色の濃いものなどを食べられないため、この点は大きく異なります。

▼まとめ

インビザラインというと、メリットばかりに注目が当たりがちなので、今回はあえてデメリットについて詳しく解説しました。インビザラインにも対応できないケースがあったり、マウスピースを自分で管理しなければならなかったりするなどの欠点がありますので、今現在、マウスピース矯正を検討中の方は参考にしてみてください。

もちろんインビザラインには多くのメリットがありますので、メリット・デメリット両方を正しく知ることが大切です。

インビザラインについてさらに詳しく知りたい方は、いつでもお気軽にエムデンタル矯正歯科・用賀までご相談ください。

当院の矯正治療については、こちらのページで詳しく記載しております。ぜひご覧ください。矯正歯科(インビザライン・マウスピース矯正)

 

メディカルノート2022.09.29

大人の歯列矯正はやめたほうがいい?考えられる理由と対策を解説

大人になってからの歯列矯正は、いろいろな場面で不便を感じることがあるため「やめたほうがいい」というネガティブな話を耳にすることも多いです。今回はそんな大人の歯列矯正はやめたほうがいいと考えられる理由と対策について詳しく解説します。

▼「歯列矯正やめたほうがいい」の考えられる理由と対策

大人の歯列矯正はやめたほうがいいと考えられる主な理由は次のとおりです。対策も含めて参考にしていただけたらと思います。

理由1 治療期間が長い

一般的な歯列矯正は、すべての歯が治療対象となることから1~3年程度の期間を要します。例えば、セラミック矯正であれば2~3ヵ月程度で治療が終わりますので、比較するとかなり長く感じます。

【対策】

歯列矯正の期間の長さをデメリットと感じる場合は、歯並びの一部を治す「部分矯正」を選択すると良いでしょう。全ての症例で部分矯正が適用できるわけではありませんが、部分矯正なら3~12ヵ月程度で治療が完了します。マウスピース矯正(インビザライン)で治療することも可能です。

理由2 費用が高い

すべての歯が治療対象となる「全体矯正」は、ワイヤー矯正で1,000,000円前後、マウスピース矯正でも900,000円前後かかるのが一般的です。通常の歯科治療と比較するとかなり高額なため、この点を大きなデメリットと感じる方は少なくありません。

【対策】

大人の歯列矯正にかかる費用を少しでも抑えたい方は、マウスピース矯正の方がおすすめです。全体矯正(インビザラインフル)でも900,000円程度で治療が受けられ、部分矯正(インビザラインGo)なら400,000円程度まで費用を抑えられます。

デンタルローンを活用すれば、治療費を毎月少しずつ支払うことも可能です。また、大人の歯列矯正は医療費控除の対象となりますので、確定申告の際に申請することで経済的負担をさらに軽減できます。

理由3 噛み合わせが悪くなった

大人の歯列矯正では、矯正治療の結果として「噛み合わせが悪くなった」という話も耳にすることがあります。これは審美面だけを追求した歯列矯正で起こりやすいトラブルといえるでしょう。歯が持つ本来の機能は「噛む」ことであり、見た目だけ良くする歯列矯正はデメリットの方が大きくなります。

【対策】

歯列矯正の知識や経験の浅い歯科医師に治療を任せると、噛み合わせが悪くなるようなトラブルに見舞われやすいです。審美面と機能面をバランスよく回復できる矯正を実現するためには、それ相応の技術が必要となるからです。

歯列矯正の実績が豊富であったり、矯正の認定医の資格を持っていたりする歯科であれば、噛み合わせが悪くなるような治療を行うことはまずないといえます。

理由4 思ったとおりの仕上がりにならなかった

「カウンセリングの時に聞いていた話と違う」「思った通りの仕上がりにならなかった」こうしたトラブルは歯列矯正に限らず、すべての医療行為で起こりうることです。とくに歯列矯正は治療期間が数年にわたることから、仕上がりに満足がいかなかったときのショックはとても大きくなります。

【対策】

医師カウンセリングや治療説明を丁寧に行ってくれる歯科医師を選ぶことが何よりも大切です。これは仕上がりだけではなく、治療過程のすべてに影響することであり、歯列矯正の医院を選ぶ上で最も重要なポイントのひとつともいえます。

ただ、従来の矯正法ではカウンセリングの段階で治療のゴール地点を明確にイメージするのはなかなか難しいものです。そこでおすすめしたいのがマウスピース矯正のインビザラインです。インビザラインでは、歯が動いていく過程を3Dアニメーションで確認できるため、治療を始める前にゴール地点をイメージすることができます。

理由5 元に戻った

歯列矯正には必ず後戻りのリスクを伴います。数年かけて動かした歯が元の位置へと戻ってしまうのはあまりにも残念なことです。そうした歯の後戻りを経験した人は、間違いなく歯列矯正に対してネガティブな印象を持っていることでしょう。

【対策】

歯列矯正に伴う後戻りのリスクは、保定処置を受けることで回避することができます。リテーナーと呼ばれる装置を一定期間装着すれば、歯がその位置に固定されて後戻りしにくくなるのです。逆に、保定処置を省いてしまうとほとんどのケースで後戻りが生じます。保定処理を怠ると後悔することになりますので、必ず主治医の指示に従うようにしてください。

理由6 食事がしにくい

ワイヤー矯正では、歯の表面に金属のワイヤーとブラケットが設置されるため、普段通りに食事することが難しくなります。極端に硬いものや粘着性の高いものも口にできなくなるなど、食事にかかる制限に不満を感じる方は少なくありません。

【対策】

食事がしにくくなる点に不安がある方には、マウスピース矯正がおすすめです。インビザラインに代表されるマウスピース矯正なら、食事の際に装置を取り外すことができます。矯正中であっても好きなものを好きなだけ食べられ、普段通りの食生活を送れます。

理由7 見た目が気になる

ブラケットとワイヤーを歯列の表面に設置する表側矯正(ワイヤー矯正)は、装置が目立ちやすいです。笑った時に金属色がむき出しとなる点に不満を感じる方はたくさんいらっしゃいます。

【対策】

ワイヤー矯正でも、セラミック製のブラケットやホワイトワイヤーを選択することで、装置による審美性の低下はある程度和らげられます。

それでもなお、見た目が気になるという方には、ブラケットとワイヤーを歯列の裏側に設置する裏側矯正や透明なマウスピースを使うインビザライン矯正などがおすすめといえます。

理由8 通院が面倒

ワイヤー矯正では一般的に、1ヵ月に1回の通院が必須となります。これは歯に圧力を加える金属製のワイヤーを調整しなければならないからです。年間にすると12回程度の通院となりますが、それでもやはり通うのが面倒と感じる方はいらっしゃいます。

【対策】

マウスピース矯正のインビザラインでは、装置による治療を始める前にすべてのマウスピースが完成しているため、2ヵ月に1回程度の通院で矯正を進めることが可能です。この点は通院が面倒と感じる方にとって大きなメリットではないでしょうか。

▼歯列矯正が必要なケース

歯列矯正は、出っ歯、受け口、すきっ歯、乱ぐい歯、開咬(かいこう)、過蓋咬合(かがいこうごう)などの症状が見られるケースで必要となります。

詳しくはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。歯列矯正が必要なケースとは?矯正治療が必要な歯並びを解説」

ご自身の歯並びがどれに当たるかよくわからないという方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。

▼歯列矯正は何歳までできる?大人が始めるタイミングは?

歯列矯正は、顎の骨の成長が止まり、永久歯列が完成した方であれば誰でも受けることができます。

実際、当院にも40歳や50歳から歯列矯正を始める方もたくさんいらっしゃいます。ですから、「歯並びを治したい」と思ったその日が適切なタイミングといえるでしょう。

ただし、年齢を重ねると歯の本数が減ったり、全身の病気にかかったりすることもあるため、可能な限り早めに決断した方が良いといえます。

▼悪い歯並びを放置すると、どんな影響がある?

悪い歯並びを放置すると、次に挙げるようなデメリットが生じます。

・口元がコンプレックスになる
・歯磨きしにくく、虫歯や歯周病のリスクが上がる
・口臭が出やすくなる
・食べ物を噛みにくくなる
・発音に障害が現れる

こうしたデメリットやリスクを回避するためにも、悪い歯並びは早期に改善する方が望ましいです。

▼まとめ

今回は「大人の歯列矯正はやめたほうがいい」というネガティブな意見に関して解説しました。

確かに歯列矯正にはメリットだけでなくデメリットも伴うため、否定的な考えに至るお気持ちもよく理解できます。しかし、それぞれに対処法が用意されており、適切な方法で歯列矯正を受けることで満足のいく結果を得られます。とくにマウスピース矯正はデメリットの少ない矯正法となっており、多くの方におすすめできます。

当院でもマウスピース矯正(インビザライン)による歯列矯正が可能です。こちらのページで詳しく記載しておりますので、ぜひご覧ください。矯正歯科(インビザライン・マウスピース矯正)

メディカルノート2022.09.27

【歯列矯正】どのくらいで歯並びの変化を実感できるのか?

歯並びの乱れを整える歯列矯正は、長い期間が必要となる治療として有名です。標準的には1~3年程度かかるため、どれくらいで歯並びの変化が実感できるようになるのか気になる方も多いでしょう。今回は、歯列矯正における歯並びの変化について詳しく解説します。

▼歯並びの変化を実感するのは、いつごろ?

数日間で変化を実感することはない

私たちの歯は、歯槽骨(しそうこつ)という硬い骨に埋まっているため、そう簡単に動かすことはできません。無理に動かそうとして強い力を加えれば、歯根が折れたり、歯槽骨が割れたりしてしまうでしょう。

ですから、歯列矯正を始めて数日間で歯並びの変化を実感することはありませんのでご注意ください。歯並びの状態によっては、1ヵ月経っても目に見える変化が現れないことも多々あります。

3~6ヵ月で変化を実感

矯正による効果は個人差が大きく、どれくらいで歯列の変化を実感できるかも一概に語ることが難しいです。10~20代は歯が動きやすく、治療開始から3ヵ月程度で歯並びの変化を実感できることもありますし、歯が動きにくい人やもともと歯並びがそれほど悪くない人は6ヵ月程度経ってようやく変化が見受けられることもあります。

いずれにせよ歯の移動は皆さんが考えている以上にゆっくりとしたものなので、焦る必要はありません。日々の変化を気にし過ぎると不要なストレスを抱えることになってしまいます。

▼歯並びは1カ月でどれくらい変化する?

1ヵ月に0.5mmくらいが標準

歯列矯正は、マウスピース型矯正装置とマルチブラケット装置の2つに大きく分けられますが、歯が動く速度にそれほど大きな違いは見られません。

2週間に1回くらいの頻度でマウスピースを交換するインビザラインは、1枚で0.25mm程度、歯が動きます。1ヵ月に換算すると0.5mmですね。1ヵ月に1回調整を加えるワイヤー矯正も、歯が動く距離は月間で0.5mm程度です。

つまり、歯を3mm程度動かすのに半年かかるのが歯列矯正なのです。もちろん、ケースによっては1ヵ月で1mm移動することもありますので、上述した数値はあくまで参考程度にとどめてください。

▼治療ステップによって、変化を実感しにくい時期がある

歯列矯正でいつから歯並びの変化を実感できるのか気になっている方は、標準的な治療ステップについて知っておくと良いです。治療ステップによって、矯正の効果を実感しやすい時期としにくい時期があるからです。

ここでは、抜歯するケースを挙げて説明していきます。

STEP1 全体的なデコボコをある程度並べる【変化:大】

歯列矯正ではまず全体的なデコボコをある程度ならしていきます。歯列矯正においてはこの時期が最も効果を実感しやすいといえます。とくに乱ぐい歯のような1歯1歯が別々の方向を向いているようなケースでは、ご自身の歯並びが良くなっていく過程に感動されることでしょう。

STEP2 犬歯を後ろに下げる【変化:中】

スペースの不足が原因で小臼歯を抜歯した症例では、犬歯を後ろに下げるプロセスが入ります。前から4番目の小臼歯はだいたい7~8mmあるため、犬歯をかなりの距離を移動させることになります。このプロセスが歯の移動を実感する上で最もわかりやすいかもしれません。ただ、全体の歯並びには大きな変化が見られないので、患者様の満足感はそれほど高くないかもしれません。

STEP3 抜歯スペースの閉鎖【変化:大】

犬歯を適切な位置まで下げたら、抜歯によって得られたスペースを全体で消費していきます。歯並びが全体に影響を与えるプロセスであるため、比較的大きな変化を実感できることでしょう

STEP4 歯列全体の微調整【変化:小】

最後に、歯並び全体を細かく調整していきます。この段階で歯列はほぼ完成しているので、目に見える効果は期待できません。

STEP5 保定処置【変化:無】

歯を動かす動的治療が終わったら、後戻りを防止するための保定処置に移行します。リテーナーと呼ばれる専用の装置を装着して、いつまでも美しく、機能的な歯並びを維持できるよう歯の位置を固定します。保定は歯列の状態を維持するための処置なので、歯並びに変化は見られません。

このように、歯列矯正では治療の効果を実感しやすい時期と実感しにくい時期があります。

▼歯列矯正の治療期間はどれくらいかかる?

ここまでは歯列矯正でいつから効果を実感できるのかについて解説してきましたが、全体的な治療期間についてもお伝えします。

歯を動かすのに1~3年程度

上下の歯並び全体を治す標準的なケースでは、歯を動かすのに1~3年程度かかります。抜歯が必要ないケースは1~2年、抜歯が必要なケースは2~3年といった感じでしょうか。とても長い期間に感じるかと思いますが、矯正によって得られる歯並びは何にも代えがたい財産となりますので、頑張って最後までやり遂げましょう。ちなみに、マウスピース型矯正装置でもマルチブラケット装置でも歯列矯正にかかる期間に大きな差は見られません。

(歯列矯正に必要な治療期間については、こちらで詳しく解説しています。「歯列矯正に必要な期間とは?矯正の種類別に治療期間の目安を解説」

▼歯が動きやすい人とは?

今回のテーマである「どれくらいで歯並びの変化を実感できるか」という観点では、歯の動きやすさという視点も加えておく必要があります。まったく同じ矯正装置を使っても、歯が動く速度に大きな違いが見られることも珍しくないからです。具体的には、以下に挙げるような人は歯が動きやすいといえます。

(こちらの記事で詳しく解説しています。「歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴と動きにくい原因を解説

成長期の子ども

発育途上にある子どもは、骨がやわらかいだけでなく、骨代謝も活発なので、基本的に歯が動きやすいです。成長が終わった20代でも比較的歯は動きやすいといえます。

代謝が活発な人

年齢にかかわらず、身体の代謝が活発な人は、矯正による歯並びの変化も感じやすいといえます。矯正では「骨の吸収と添加」というサイクルを繰り返すことで歯が移動するため、代謝が活発なほど歯の移動速度も上がります。

悪習癖がない人

歯ぎしりや食いしばりなどの悪習癖があると、矯正治療に悪影響が及びます。矯正装置による圧力が弱められたり、まったく別の方向に力が加わったりすることで、歯の移動がなかなか進まないことがあるのです。そうした悪習癖がなく、矯正力がスムーズに伝わるようなケースであれば、比較的歯も動きやすいです。

▼マウスピース矯正(インビザライン)ならではの、変化を実感するポイント

マウスピースを交換する時

マウスピース矯正のインビザラインでは、2週間に1回くらいの頻度で装置を交換します。上でも述べたように1枚のマウスピースで移動できる歯の距離は0.25mm程度なので、1ヵ月くらいで大きな変化を実感することはありませんが、ワイヤー矯正よりも治療の成果を確認しやすいといえます。なぜなら、ワイヤー矯正では常時ブラケットとワイヤーが設置されており、歯並びの変化を実感しにくい構造となっているからです。

一方、インビザラインはマウスピースを着脱した際に歯並びをしっかり確認することができます。しかも、次のステージに移行した際、マウスピースがきつく感じるということは、歯が移動した証拠でもあり、2週間に1回は治療の成果を実感できるのです。もちろん、歯並びの見た目に関してもマウスピースを交換する時にある程度、変化を実感できるでしょう。

▼まとめ

このように、歯列矯正では治療を開始して3~6ヵ月くらいで歯並びの変化を実感できるようになります。一般的な歯科治療と比べるとかなり長くなっていますが、これは歯列矯正の性質上、仕方のないことです。

歯列矯正に伴う歯並びの変化についてさらに詳しく知りたい方は、いつでもお気軽にエムデンタル矯正歯科までご相談ください。いつから、どのくらいの期間で歯の移動を実感できるかは個人によっても大きく異なるため、まずは矯正医によるカウンセリングを受けましょう。

当院の矯正治療については、こちらのページで詳しく記載しております。ぜひご覧ください。矯正歯科(インビザライン・マウスピース矯正)

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