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メディカルノート2020.02.22

ディープバイト(過蓋咬合)の治療

ディープバイトの歯並び

前から見たとき、歯並びは悪いように感じないことがあります。それは上の前歯はきれいな歯並びをしていることもあるからです。しかし、上の前歯に隠れて下の前歯はほとんど見えない状態になるのがディープバイトです。咬み合わせが低くなっているので、下の前歯が上の顎にあっていることもあります。

ディープバイトの歯並び

歯の問題で起こる場合として、奥歯の咬み合わせが低くなっているまたは前歯が挺出していることが考えられます。永久歯が生える過程で、通常の場合と違ったプロセスで歯が萌出した可能性が高いです。
骨格的な問題で起こる場合、上下の顎の大きさがアンバランスになっていたと考えられます。骨格的な問題は遺伝的に起こることも多いです。
習慣的な要因で下の顎が奥まってしまうこともあります。頬杖をつく習慣があった場合などは顎の関節に負担がかかり、顎が後退することもあります。

ディープバイトの治療法

主に矯正治療では奥歯の咬み合わせの高さを上げ、前歯を圧下するように力を加えます。奥歯の咬み合わの高さを上げるために、奥歯を垂直方向に軸を起こしながら引っ張り出すような力を加えます。結果として、下の前歯が見えてくるようになります。
骨格的な問題が大きい場合、手術による改善をすることもあります。
習慣的な問題がある場合、矯正治療など改善しても後戻りの原因になるので、習慣的な要因をなくすように意識を変える必要があります。

メディカルノート2020.02.21

オープンバイト(開口・開咬)

オープンバイトの歯並び

意識をしないと口がポカンと開いてしまうことがあります。無理して口を閉じようとすると口元が突出した状態になります。上の前歯と下の前歯が咬み合わさらないので、前歯で食べ物を咬みきることができません。前から見たときに舌が見えることもあります。

オープンバイトの原因

習慣性の原因として、まず、舌の突出癖が考えられます。舌を前歯に押し付ける癖があると前歯が押し出されるように、唇側に傾斜してしまいます。舌の癖以外にもおしゃぶりや頬杖の影響もあります。
耳鼻科的に問題がある場合や鼻呼吸が難しいときに口呼吸が増えます。その結果、口の周りの筋肉がバランスを崩し、前歯に唇側からの抑える力が少なくなり、前歯が唇側に傾斜します。

オープンバイトの治療法

原因として、習慣性の要因も強いので、癖を改善することがとても重要です。 矯正治療では、前歯を内側に閉じるようにすることで、唇の突出感を軽減できます。オープンバイトが過度の場合、前歯の挺出と奥歯の圧下を加えることがあります。前歯を引っ張り出して、前歯を咬ませるようにします。奥歯を押し下げて前歯を咬ませるようにすることもあります。

メディカルノート2019.12.21

マウスピース矯正(インビザライン)でも歯根吸収は起きる?

歯根吸収は矯正治療の偶発症として起こることがあります。矯正治療で歯を動かすと根の先が吸収されて短くなる現象です。

原因はさまざまにあると考えられています。歯を押し下げる動きや内側に回転させるような動きをすると、歯根吸収は起きやすい傾向にあるとされています。また、根の治療をしてある歯やぶつけたことのある歯は、通常の歯より歯根吸収を起こしやすい傾向にあります。特に歯の揺れが大きくなっているなどなければ、問題はないでしょう。

ワイヤー矯正に比べて、マウスピース矯正(インビザライン)は歯根吸収は起こしにくいようです。まだ、正確なデータがないのが現状ですが、マウスピース矯正(インビザライン)はワイヤー矯正に比べてかかる力が弱く、移動量が少しずつなことも影響しているのではないでしょうか。

メディカルノート2019.12.19

マウスピース矯正(インビザライン)の作り直しはできますか?

マウスピース矯正(インビザライン)の治療中に合わなくなったらどうしたらいいのかという質問を受けることがよくあります。心配する必要はありません。

マウスピース矯正(インビザライン)では、シミュレーションを概ね5年間は作り直しをすることができるからです。治療計画通りに歯が動かなかったときには、作り直すことはよくあります。

マウスピースを順調に使い切ったときでも、あともう少しという希望があれば、マウスピースを追加することもできます。ご希望の歯並びをできる限り目指していきましょう。

ただ作り直す際に、型採り(スキャン)をその都度する必要があります。それを取り込んでシミュレーションを作り直す必要があるので、新しいマウスピース装置が届くまでに約1カ月程の時間を要します。

メディカルノート2019.12.17

マウスピース矯正(インビザライン)でも抜歯をしますか?

矯正治療では抜歯をすることがあります。 抜歯の主な目的は歯を並べるスペースをつくるためです。

マウスピース矯正(インビザライン)ではワイヤー矯正に比べると抜歯をすることは少ないです。なぜならマウスピース矯正(インビザライン)では抜歯以外にもスペースをつくることができるからです。

スペースをつくる方法として、遠心移動(歯を後ろに移動させることで前歯を並べるスペースを作る)、拡大(顎の横幅を拡げることで歯を並べるアーチを作る)、IPR(歯と歯を間を削って、歯を少し小さくする)などがあります。

少ないとはいえ、抜歯を選択することもあります。前歯が大きく前突している場合などは、抜歯を選択した方がより良い治療結果を得られることもあるからです。

メディカルノート2019.12.05

マウスピース矯正(インビザライン)を装着してフリスクは食べられる?

マウスピース矯正(インビザライン)を装着中でもアメ、ガム、タブレット(フリスク)などを食べたくなることがあると思います。マウスピース装着中は砂糖が入っているものは控えるのが原則です。虫歯予防のためです。

では、フリスクはどうでしょうか。フリスクは人工甘味料が入っているので、虫歯リスクを高める可能性は低いでしょう。人工甘味料は砂糖と違って口腔内細菌によって分解ません。そのため、歯を溶かす酸を生成することもありません。歯科医院でしか購入できない、キシリトール入りのものもありますよ^ ^

原則的にはマウスピースを装着した状態での飲食は水のみをお勧めします。

メディカルノート2019.12.04

マウスピース矯正(インビザライン)で口内炎はできる?

ワイヤー矯正ではブラケット、ワイヤーなどが頬や舌などの口腔粘膜にあたることで口内炎を起こすことがよくあります。この痛みが不快だという方も多くいます。

マウスピース矯正(インビザライン)ではワイヤー矯正に比べると口内炎の症状は起こしにくいです。直接、金属が粘膜に触れることがないからです。

しかし、 マウスピース矯正(インビザライン)でも、マウスピースの辺縁が触れることで炎症を起こすこともあります。気になるようでしたら、やすりで丸めることで和らげることは可能です。

マウスピース矯正(インビザライン)では、歯の表面にアタッチメント(白いポッチ)をつけることがあります。アタッチメントが触れることで違和感を生じることがありますが、口内炎を起こすまでに至ることは少ないです。

メディカルノート2019.11.26

口ゴボ(上下顎前突)の治療

口ゴボ(上下顎前突)の歯並び

口を閉じたときに上下の唇が突出して、鳥の口のようになることを口ゴボと表現されることがあります。上下顎前突ということもあります。上下の歯は唇側に傾斜していることが多いです。骨格的に骨が盛り上がるような形態をしている場合もあります。

口ゴボ(上下顎前突)の原因

歯並びや遺伝的な骨格が原因で起きることがあります。また、口呼吸が原因で口ゴボの状態になることもあります。口呼吸を子供の頃からしていると、唇の周りの筋肉が低下します。そのため、前歯や前歯の周りの骨を抑える力が弱まります。結果として、前歯が唇側へ傾斜し、骨の形も盛り上がったような形態になることがあります。

口ゴボ(上下顎前突)の治療法

口元の突出感を減少させるために、前歯を内側方向に移動させる必要があります。移動量によっては奥歯を後ろに移動させる必要や抜歯をする場合もあります。

メディカルノート2019.11.25

出っ歯(上顎前突)の治療

出っ歯(歯が前に出ている・上顎前突)の歯並び

上の前歯が唇の方向に傾斜した状態です。前から見ると上下の前歯は咬み合わさっているように見えても、前歯を下から見ると上の前歯と下の前歯の間に距離があります。噛み合わせが深いと、下の前歯が上の前歯を押し上げている状態になっていることもあります。

出っ歯(上顎前突)の原因

習慣性の原因として、指しゃぶりや舌を前に出す癖があります。両方とも、前歯を前方に押し出す力が働きます。結果として前歯が唇側に傾斜して、出っ歯の状態を作ります。
骨格的に問題がある場合、上顎が下顎に対して大きい、下顎が上顎に対して小さいなど理由で、出っ歯(上顎前突)の状態になります。

出っ歯の治療法

矯正治療では、前歯を内側に閉じるように移動させます。内側に回転させながら、後方に移動するようにします。出っ歯の状態によりますが、前歯を内側に回転させるにも限界があります。どの程度までなら移動可能なのかを考えて治療計画を立てます。
後戻り防止のために、癖を治す必要もあります。

メディカルノート2019.11.23

プレオルソの治療

プレオルソとはどのような装置?

小児期に使うマウスピース型の装置です。素材はシリコン製なので、やわらかく痛みが出にくいです。子供でも抵抗なく使うことができるようになっています。もし、痛みや違和感が生じた場合は一時的に中断することも可能です。取り外しのできる装置で、装着時間も寝ている時間を含めて8〜10時間でよいので、食事のときや学校の時は使わなくて構いません。安心して今まで通りの生活ができます。

プレオルソはいつ使えばいいの?

家にいる間の1時間と寝ている間だけです。学校に持っていく必要がないので、周りを気にすることはありません。保護者の方にとっても安心できることと思います。

プレオルソを使うメリットは?

プレオルソは10歳ころまでのⅠ期治療として使用します。Ⅰ期治療は予防矯正とも言います。この時期にきれいな歯並びと良い咬み合わせの土台を作っておくと、Ⅱ期治療(本格矯正)に移行したときに治療が比較的容易にすることができます。

プレオルソでは口呼吸を鼻呼吸に誘導する働きがあります。口の周りの筋肉をいいバランスに整え、きれいな歯並びと成長発育を促します。