「インビザラインって目立たなくていいけど、私の歯でもできるのかな…」

「重度の歯並びでもインビザラインで治せる?」

「インビザラインが適さない場合、他にどんな選択肢があるの?」正も行っております。急用が控えていて時間がない方や、留学などの予定がある方にも対応可能ですので、ご相談ください。

妊婦さんの矯正治療

妊娠中の方でもインビザライン治療は可能です。妊娠中はホルモンバランスの変化により、お口の中の健康状態が悪化しやすいと言われていますが、取り外し可能なマウスピース矯正治療は、つわりがひどい場合にも外すことができるので、妊婦さんの身体にも安心して衛生的に矯正治療を進めることができます。

インビザラインによる治療を成功させるコツ

インビザラインが適応と判断された場合、以下のポイントを意識することで、より効果的な治療が期待できます。

マウスピースの装着時間を守る

インビザラインの効果を最大限に引き出すためには、1日20時間以上の装着時間を確保することが重要です。食事と歯磨き以外は常に装着するという意識を持ちましょう。どんなに良い装置でも、適切に使用しなければ効果を発揮できません。

正しいお手入れ方法

マウスピースは清潔に保ち、紛失や破損に注意しましょう。専用の洗浄剤を使用するか、ぬるま湯で優しく洗うことが推奨されます。熱湯や歯磨き粉での洗浄は避けてください。

定期的な通院を欠かさない

インビザラインでも、1.5ヶ月から半年ごとに一度の定期検診が必要です。歯の動きを確認し、必要に応じた調整を行います。予約をスキップすると、治療の進行に影響が出ることがあります。

抜歯について

矯正前の親知らず対策

矯正治療を行う上で、親知らずを残しておけない場合もあります。状況によっては、矯正治療開始前に親知らずの抜歯が必要となることがあります。

親知らずの抜歯には以下のようなメリットがあります。

 

  • 将来的に歯並びが悪くなることを防止
  • 矯正後の後戻りを防止
  • 歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病を予防

 

当院では親知らずの治療も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

当院の抜歯に対する方針

当院では極力抜歯を避ける方針を取っていますが、成人の場合は歯周囲の骨が固まっているため、歯の移動が制限され、若年者と比べて時間を要します。また、成長が完了しているため、歯並びのスペース確保のための抜歯が必要になるケースが増えることは否めません。

=抜歯が必要になるケース

矯正では、歯間スペースが不足し、適切な歯並びのためのスペース確保が難しい場合、小臼歯などの抜歯で空間を作ることがあります。これにより歯の移動がスムーズになり、口元が前方に突出している方では、顔貌がすっきりと改善する効果も期待できます。

シミュレーションで事前確認

インビザラインでは、歯の移動パターンをシミュレーションで事前に確認でき、前歯位置の微調整も可能です。「抜歯は避けたい」という希望がある場合は、非抜歯での治療シミュ

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。当院では、矯正治療についてのご相談を日々たくさんいただいています。目立ちにくい矯正装置として人気のインビザラインですが、実はすべての方に適しているわけではありません。今回は、インビザラインができない方の特徴や条件、そして代替となる治療法についてご紹介します。

インビザラインとは?基本的な仕組み

インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置です。従来のワイヤー矯正と異なり、取り外し可能で目立ちにくいという大きなメリットがあります。

 

マウスピースの特徴

マウスピースは厚みが0.5㎜しかないので違和感が少なく、見た目は透明なので周りの人に気づかれることも少ない装置です。クリンチェックというシミュレーションソフトで設計し、過度に大きな力がかからないようにしているため、ワイヤー矯正に比べて強い痛みを感じることも少なくできています。

治療の流れ

インビザラインの治療では、患者さん一人ひとりの歯型をもとに作られた透明なマウスピースを、約1〜2週間ごとに新しいものに交換していきます。少しずつ形状が変わるマウスピースに歯を合わせることで、理想的な歯並びへと導いていくのです。

メリット

装置を外しての歯磨きは、固定式の装置をつけてするのに比べて断然しやすいというメリットもあります。多くの方に選ばれている理由の一つです。

しかし、歯の状態や生活習慣、年齢などによってはインビザラインでの治療が難しいケースもあります。以下では、インビザラインが適さない可能性がある方の特徴をご紹介します。

インビザラインができない人の特徴

インビザラインがすべての方に適しているわけではありません。以下のような特徴や症状がある場合、インビザラインでの治療が困難になる可能性があります。

1. 重度の歯列不正がある場合

歯の傾きや回転が30度以上ある場合、またはかなり叢生(そうせい:歯が密集している状態)が強い場合は、インビザラインでの治療効果が限られることがあります。特に、奥歯が大きく傾いている場合には、従来の矯正方法の方が効果的なケースが多いです。

インビザラインで治療できる症例

インビザラインで治療できる症例は次のような歯列不正です。

 

  • すきっ歯
  • 上顎前突(出っ歯)
  • 下顎前突(受け口)
  • 開咬(上下の歯が噛み合わない状態)
  • 交叉咬合(上の歯の何本かが下の歯の内側にある状態)
  • 過蓋咬合(前歯が深く噛み合う状態)

 

2. 大きな歯の移動が必要な場合

インビザラインは歯をある程度動かすことはできますが、大きな距離の移動が必要な場合、例えば歯を5mm以上移動させる必要がある場合などは、他の矯正方法が適している可能性があります。特に奥歯の移動には制限があります。

治療可能かどうかの診断

自分の歯並びの状態がインビザラインで治療できるかどうかを知るには、歯科医院での精密検査と診断が必要です。レントゲンやCT撮影、歯型の採取などを行い、専門医が判断します。当院では無料カウンセリングを実施していますので、まずはご相談ください。

3. 顎の骨格的な問題がある場合

上顎と下顎のバランスに大きな問題がある場合(骨格性の不正咬合)は、インビザラインだけでは十分な治療効果が得られないことがあります。特に「受け口」や「出っ歯」が骨格に起因している場合は、外科手術との併用が必要になることもあります。

4. 歯周病が進行している場合

歯周病の進行状態でインビザライン装置を使用すると、症状が悪化する危険性があります。歯周病によって歯を支持する骨が脆弱化しているため、矯正時の圧力が歯に対して望ましくない影響を及ぼす可能性があるのです。

歯周病治療を先に行う必要性

インビザライン治療を開始する前に、まず歯周病を適切に治療し、口腔内環境が安定してから矯正を検討するのが重要です。健康な口腔状態が矯正成功の基盤となります。

5. インプラントや埋伏歯がある場合

インプラントが施されている場合、該当する歯は固定されて動かせないため、インビザライン治療が困難になることがあります。特に複数のインプラントがある方は、全体の歯列移動プランに影響が出る可能性が高まります。

また、顎骨内に隠れたままの埋伏歯がある場合も、インビザラインでの対応には限界があります。このような状況では、外科処置と組み合わせるなど、代替的なアプローチが検討されることがあります。

6. 親知らずの影響

親知らずが適切な位置にない場合や発育が不完全な状態では、周辺の歯並びに余計な力がかかったり、矯正の障害となったりする可能性があります。これによりインビザラインの効果が低下することがあります。

7. 自己管理が難しい生活習慣がある人

インビザラインは1日20時間以上の装着が推奨されています。食事や歯磨き以外は常に装着する必要があり、この時間を守れない場合は治療効果が大幅に落ちてしまいます。

インビザラインに向かない生活習慣

特に以下のような方はインビザライン治療が難しい場合があります。

 

  • 小さなお子さんで自己管理が難しい
  • 忙しくて装着管理が困難な方
  • 間食が多い方

 

当てはまる方は予定通りに歯が動かず、治療期間が延長する可能性があります。インビザラインによる治療を成功させるためには、日々の自己管理と定期的な通院が欠かせません。

年齢によるインビザラインの適応性

 

 

インビザラインは幅広い年齢層の方に適用可能ですが、年齢によっても適応性が異なります。

お子さん(小学生以下)の場合

小さなお子さんの場合、成長に合わせた矯正治療が重要になります。またマウスピースの管理能力や装着時間を守る自己管理能力も必要です。そのため、小学生以下のお子さんには、インビザラインよりも固定式の装置が推奨されることが多いです。

お子さんの矯正治療について

当院ではお子様向けの矯正も提供しています。お子様の歯列矯正は、永久前歯の萌出時期が目安です。この時期に歯並びを整えておくことで、後続の永久歯が正しく生えやすくなり、将来の本格矯正治療もより円滑に進められます。

中高生の場合

成長期の若い方は、顎の成長を利用できるメリットがありますが、同時に装置の管理責任も大きくなります。インビザラインを選択する場合は、十分な自己管理能力があるかどうかを見極める必要があります。

大人の場合

インビザラインは基本的に永久歯の方に向いている治療法です。自己管理能力があり、審美性を重視する方に特に人気があります。ただし、上記のような歯の状態によっては、適応外となる場合もあります。

治療期間の目安

症例によって異なりますが、インビザラインは従来の矯正と比較して同等か、やや長い治療期間が必要になることがあります。当院では半年/1年で動的治療が完了するマウスピース矯レーション映像を見ていただき、その結果に納得いただける目標設定で治療を進めます。

費用について

インビザラインを含む矯正治療は、原則として自費診療となります。

おわりに

インビザラインは多くの方に選ばれている矯正方法ですが、すべての方に適しているわけではありません。自分の歯の状態に最適な矯正方法を選ぶことが、理想的な歯並びへの近道です。

当院ではインビザライン(マウスピース矯正)を専門に行っており、院長はインビザライン認定ドクターの資格を持っております。患者さん一人ひとりの状態を詳しく診査し、最適な治療法をご提案しています。

まずカウンセリングをさせていただき、はじめにいちばん気になっているところ、お困りのところから解決して参ります。患者様ごとに検査の結果を絵にしたものをお渡しし、それを見ながらお口の中全体での治療計画を立てていきます。矯正治療も全て患者さまにご納得頂いてから治療をしていきます。

矯正治療に関するご不安やご質問がございましたら、まずはお気軽に当院までご相談ください。