「マウスピース矯正に興味があるけど、費用が気になる…」「仕事をしながらでも大丈夫かな?」「痛みはどのくらいあるの?」 矯正歯科医として、このような患者さまからのご相談をたくさん受けてきました。マウスピース矯正について、詳しくお話ししていきましょう。

 

マウスピース矯正、始めるタイミングは?

「年齢制限はあるの?」「今からでも遅くない?」多くの方が、始めるタイミングに悩まれています。

マウスピース矯正は、永久歯が生えそろった10代後半以降の方が対象となります。ただし、症状によっては他の矯正方法をお勧めする場合もあります。

特に以下のような方に適していると言えます: 社会人として働いている方:目立ちにくい透明な装置なので、ビジネスシーンでも気兼ねなく使用できます。 装置の着脱を自己管理できる方:1日20時間以上の装着が必要なため、自己管理が確実にできることが重要です。

マウスピース矯正のメリット

「目立たない矯正がいい」「痛みが少ない方法を探している」そんな声にお応えできるのが、マウスピース矯正です。

見た目が気にならない:透明な装置なので、装着していてもほとんど目立ちません。 着脱が自由:食事や歯磨き時に取り外せるので、衛生管理がしやすいです。 痛みが比較的少ない:少しずつ歯を動かすため、従来の矯正に比べて痛みを感じにくいです。

 

気になる費用について

マウスピース矯正の費用は、治療期間や症状の程度によって異なります。一般的な目安をお伝えしましょう。

軽度の場合(1年程度):50万円〜70万円程度 中度の場合(1年半〜2年):70万円〜100万円程度 重度の場合(2年以上):100万円以上

※これらは一般的な目安であり、実際の費用は症状や治療方法によって変動します。

多くの医院では、分割払いや医療ローンなど、患者さまの経済的な負担を考慮した支払い方法をご用意しています。

 

治療期間はどのくらい?

治療期間は、症状の程度によって大きく異なります。

軽度の歯列不正:約1年程度 中度の歯列不正:1年半〜2年程度 重度の歯列不正:2年以上

ただし、これはあくまでも目安です。装着時間の順守度によって、治療期間は大きく変わってきます。

定期的な通院は2〜3ヶ月に1回程度で済むため、お仕事や学業との両立がしやすいのが特徴です。

 

マウスピース矯正の特徴と注意点

「毎日の生活に影響はないの?」「食事制限はあるの?」よくいただくご質問にお答えします。

装着について:食事やお茶の時間以外は装着が必要です。1日20時間以上の装着が推奨されます。

痛みについて:新しいマウスピースに交換した直後は、軽い違和感を感じることがありますが、数日で慣れてきます。

食事制限:装置は外して食事をするため、特に制限はありません。ただし、食後の歯磨きが必須です。

 

治療成功のための3つのポイント

  1. 装着時間を守る:1日20時間以上の装着が、治療成功の鍵となります。
  2. 清潔に保つ:マウスピースと歯の清掃を徹底することで、虫歯や歯周病を予防します。
  3. 定期検診を欠かさない:治療の進行状況をチェックし、必要な調整を行います。

 

おわりに〜患者さまへのメッセージ

マウスピース矯正は、目立たず快適に歯並びを整えられる方法として、多くの方に選ばれています。

従来の矯正治療に比べて費用は高めになりますが、見た目や着脱の自由さを考えると、働きながら矯正治療を行いたい方に特におすすめできる方法です。

まずは気軽にご相談ください。あなたに最適な治療方法を、一緒に見つけていきましょう。