親知らず
wisdom teeth
親知らずとは
親知らずとは、永久歯の中で一番最後に生えてくる12才臼歯のさらに後ろの奥歯のことです。平均20才前後に生えてくることが多く、他の永久歯は12歳前後で生えそろうため、生えたことを親が知らないということが名前の由来と言われています。通常は上顎、下顎の左右に計4本ありますが、親知らずがない人、4本未満の人など、個人差があります。
親知らずを抜く基準は?
親知らずは絶対に抜かなければならないという訳ではありません。しかし、現在痛みがなかったとしても、将来的に痛みが出てきたり、他の歯を圧迫して歯並びが悪くなってしまったり、磨きにくいため虫歯になりやかったりと、悪影響が生じる可能性があります。そのため、是非一度医師の診察を受け、今後の対応を考えていく必要がございます。
矯正治療を行う上で、親知らずを残しておけない場合もございます。状況によっては、矯正治療開始前に抜歯が必要となることもあります。
また、下記のような症状が出ている方も抜歯の必要がございますので、速やかにご相談ください。
・親知らずが黒くなっている
・親知らず周囲に痛みがある
・親知らず周囲の歯茎が腫れてしまっている
当院の親知らず治療の特徴
・痛みの少ない治療
当院では、表面麻酔を行ってから、髪の毛よりも細い針でゆっくりと麻酔を注射します。しっかりと麻酔が効いていることを確認したうえで治療を行いますので、痛みに弱い方も安心して手術を受けていただくことが出来ます。
・腫れにくい治療
当院では、無駄な時間をかけず可能な限り短時間で手術を行うことで、術後の腫れを最小限に抑えます。
・信頼できるクリニックのご紹介
骨の中に埋まっている親知らずを抜く場合、信頼できる口腔外科の医院をご紹介いたします。処置などに関する細かい情報も連絡を取り合い、治療がスムーズに行えるよう努めておりますので、ご安心ください。
親知らず治療のメリット・デメリット
親知らずの抜歯が必ずしも必要でない方も、下記を参考にして治療をご検討ください。
メリット
・将来的に歯並びが悪くなることや、矯正後の後戻りを防ぐことができる
・歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防になる
・磨き残しによる口臭を防ぐ
デメリット
・抜歯後、数日間顔が腫れる可能性がある
・抜歯後、1ヶ月ほど食べ物が抜歯後の穴に詰まることがある
親知らず治療の流れ
1.診察にて親知らずの状態を確認する
診察とレントゲン撮影を行い、親知らずの状態を確認し、患者様にご説明いたします。
腫れや炎症が生じている場合は洗浄・消毒し、抗生剤を処方いたします。
2.抜歯
腫れや炎症が落ち着いた状態で、極力痛みを抑えて麻酔を行い、抜歯いたします。処置後は数時間麻酔が効いた状態が続きますので、お食事などしずらくなります。
3.抜歯後の消毒と確認
抜歯した翌日に抜歯した部位の消毒と治癒の確認をします。
4.抜糸
必要に応じて抜歯後約1週間後に抜糸・消毒をし、治療終了です。
親知らず治療の費用
→保険適応となります。